1997年、生まれた時から実家にはキャンピングカーがあり、楽しかった思い出にはいつもジルがいた。
物心がつき始めた頃には、「将来はキャンピングカーに乗りたい」そう思うことが度々あった。
時は流れ、妻と子供(1歳)と犬(2歳)に囲まれた、ごく普通の生活を送っていた2023年の夏。26歳となった僕は、幼少期の夢、「キャンピングカーを所有する」を叶えるべく動き出した。
やはり候補に上がったのは「ジル」。しかし価格を見ると1000万円は軽く超えてくる高級車。他にもクレアやクレソン、ハイエースベースのキャブコン なんかも候補にはあがったが、どれも26歳のサラリーマンに購入できる金額ではなかったため断念。キャンピングカー所有など、夢のまた夢へと消えてしまったのであった。つづく